高さ3Uの15kVA新グリッドシミュレータが電源テスト環境を改革します

10 Jul 2020

Chroma ATE Inc.(クロマ)は、Model 61800シリーズ 電力回生式プログラマブル双方向交流電源 グリッドシミュレータにModel 61809(9kVA)/61812(12kVA)/61815(15kVA)の3モデルを追加します。この新製品は4象限出力、高さ3U、100%逆潮流電流に対応する高電力密度の電力回生式交流電源です。高さ3Uの筐体は、システムのラックアップやアプリケーションベースのテストベンチをセットアップする際に、設置スペースの自由度を大きくします。

Model 61809/61812/61815は、単相または3相出力、350 VLNの幅広い電圧範囲、100%のDC出力、200V~480Vユニバーサル入力電圧の対応など優れた特長を有し、系統に電力を回生することで運用コスト削減に寄与します。さらに、並列接続によって出力電流を増やすことができ、最大3台、高さ9Uで45kVA出力という極めて高い電力密度となります。61800シリーズの新しいラインアップは、サーバ電源または民生用電気製品向けのグリッドシミュレーション用途に加え、PVインバータ、エネルギー貯蔵システム(ESS)、パワーコンディショナ(PCS)、マイクログリッド、Power Hardware-in-the-loop(PHIL)、EV用充電ケーブル・ステーション(EVSE)、車載充電器(OBC)、双方向車載充電器(BOBC)などを含むグリーンエネルギー製品のアプリケーションに対応し、9kVAから45kVAまでの新しいソリューションを提供します。

さらに、Model 61809/61812/61815は、ユーザーが直感的かつ数多くの必要な設定および操作を迅速に実行できるようにタッチパネル方式を採用しました。タッチパネルおよびロータリーノブからの入力で、テスト要件を簡単に設定、モニタリングすることができます。特に電源ライン異常(PLD)シミュレーションのプログラミングで高い効果を発揮しており、LISTモードでプログラミングするときの追加タップやスワイプ操作、シーケンスを設定するときのコピー&ペーストなどスマートフォンと同じように簡単に操作でき、プログラム作業が大幅に簡略化されます。

61809/61812/61815
Regenerative Grid Simulator