高いインタラクティブ映像市場のニーズに的確に応えるため、Chroma は HDMI® QFT に対応した包括的な検査ソリューションを提供します。

25 Sep 2025

増え続けるリアルタイムでのインタラクティブ映像需要に対応するため、HDMI®(High-Definition Multimedia Interface)規格では、QFT(Quick Frame Transport/クイック・フレーム・トランスポート)が定義されています。QFT は表示遅延(Display Latency)を低減するために設計された技術で、映像の伝送速度を高速化することで入力遅延(Input Lag)を効果的に抑えることができます。

この技術は、リアルタイムの応答性と高画質が求められるゲーム、インタラクティブ映像、バーチャルリアリティ(VR)などの用途に特に適しており、ソースデバイスから表示装置までの映像伝送時間を短縮することで、ユーザー体験を大幅に向上させ、よりスムーズで遅延のない操作を実現します。


▲QFT 技術の核心は、フレームの内容を変更することなく、各フレームの映像をディスプレイへ高速に転送することにあります。

QFT に完全対応した検査ソリューションは、ゲームや映像アプリケーションにおいてゼロ遅延の体験を提供します。

Chroma は、QFT に対応した信号統合型の光学自動検査ソリューションを提供しています。A223814 HDMI 信号モジュールに特定のテストパターンを組み合わせ、Chroma A712306 光学アナライザーと連携させることで、ディスプレイの Display Latency(表示遅延)を数値化して測定し、被試験デバイス上に直感的に比較可能な形で表示します。

1~16 セグメントの FVA(Fast VActive)検査パラメータを設定し、10K@30Hz から 2K@540Hz までの多様な解像度・リフレッシュレートに対応することで、肉眼では判別が難しい表示応答時間を測定できます。また、HDR、Dolby Vision、QFT+VRR などの映像モードとも組み合わせて、各種動作モードにおける表示遅延データの測定が可能です。

高精度かつ高効率な検査ソリューションにより、貴重な時間を節約し、テスト全体の効率を大幅に向上させます。


▲包括的な QFT 光学検査ソリューションにより、ディスプレイの表示遅延(Display Latency)を迅速に測定することが出来ます。

製品の詳細につきましては、公式ウェブサイトをご覧のうえ、お客様のご要望やご連絡先をご記入ください。担当者が誠意をもって対応させていただきます。

 

Chroma 2238 ビデオパターンジェネレーター

 

Chroma A223814 HDMI信号モジュール

 

Chroma A712306 光学アナライザー